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いい感じ

「いい感じ」「いけてる」「びみょー」


留学生たちも、かなり積極的使う日本語。

たぶん、楽だから。

端的に言えば「断定を避けた曖昧な評価として用いる言葉」なのだろう。

ポジティブな表現は、すべて「いい感じ」「いけてる」
ネガティブな表現は、「びみょー」

これで、表面的には感情を交換・共有できた気分になれる。


「あの映画、びみょーだった」
「あのお店、いい感じ」
「◎◎君、かなりいけてる」


実に便利な言葉だ。

ちなみにフランス人は、「かわいい」という言葉を多用している。



そして、自分とこの師匠も最近、「いい感じ」を連発する。

最初は、そういう言葉でしか喋らない(喋れない?)ゼミ生との意思疎通を図るために無理して使っていたようだが、どうやらボキャブラリの中に定着してしまったようだ。

「先生、最近できた◎◎、行きました?」
「あ、あれねぇ、結構いい感じでしたよ」
「え、どのへんがどんな感じでした?」

と、逆に質問することになってしまう。

先生の場合は冗談半分で聞いていられるけれど、「びみょー」や「いい感じ」ばかり目にしたり耳にしたりすると、「おめぇ、もっと詳細かつ具体的に言わなきゃ、聞いててわかんねーだろ。っていうか、そもそも自分自身が全然分かってねーんじゃねーの?」という気分に襲われる。


確かに、紋切り型で曖昧な表現を使えば、相手と違う感想だった場合のダメージが少なくて済むし、会話は楽になる。

感想や評価を話す時に、いきなり具体的かつ詳細な評価点を取り上げ、華麗な修辞法や例え話で評論するのは評論家だけで十分なのかもしれない。それはそれで、ウザイ人になってしまう可能性が大きいので、自分としては避けたいところだ。

こういう言葉は、現代日本社会のニーズを受けて多用されている言葉なんだろうし、それを否定するわけでもない。僕自身が喋る時も、このブログでも頻繁にこういう表現を使ってる自覚はある。こういう言葉を使うこと自体が問題だと言っても仕方ない。

「いい感じ」という雰囲気や漠然とした印象だけを通じて感情を交換できるというのは、それはそれで大事なことなのかもしれないし、微妙な差異を省略しながら「感覚を共有できている」という気分になって仲間意識を持てる等の作用は、見逃すことが出来ない大事な点だと思う。

でも、何を観ても聞いても、どこに行っても「いい感じ」「びみょー」という感想を持つようになったら、観察力や表現力がおろそかになりそうな気がしなくもない。とりわけ、人に何かを伝える仕事をする場合は、気を付けなければいけないなぁと思う。

もちろん、研究論文や書評に「いい感じ」「びみょー」が多用される時代は来ないと思うし、むしろこういう表現だけで小説の世界が成り立つのか、逆に興味がある。

ということで、自戒の念を込めてそんなことを考えてみた。

今日もいい感じの土曜の朝。

トマトもびみょーに育ってる。

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