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孤独死を

土曜の午後は、古巣の都市安全研究センター主催のオープンゼミ(公開研究会)に参加した。

発表のテーマは「仮設住宅と復興住宅における孤独死」。

孤独死の場合、検死が行われるので、死体検案書が残される。その検案書のデータを基礎としながら、仮設住宅や復興住宅の立地や年齢性別等の属性との関連を明らかにしたという発表内容だった。

発表では、孤独死は単純に住民の高齢化によるものではないということや、ふれあいセンターという集会所の有無と孤独死の発生率には相関関係が見られないということなどについて、報告がなされた。

集会所の有無が孤独死の発生状況と無関係であるということは、コミュニティ活動が活発だからといって孤独死がなくなるわけではないということを実証していて、大変興味深かった。仮設や復興住宅で活動していた自分自身の実感としても、集会所に来たり、イベントに参加する人と、まったく顔を見ない人は完全に分断されているという印象がある。戸別訪問を行っても、コミュニケーションを拒絶しようとする人が少なからずいた覚えがある。

では、どうしたらよいかという話になると、「設計やデザインの力で、少しでも孤独死を減らせる可能性がある」「仮設や復興住宅の立地や設計を工夫したらよい」と言う。

それはそうかもしれないが、それだけでは何ともならないことろもある。

郊外型の仮設住宅で孤独死が多く見られたのは、比較的タフだろうと思われた単身男性が郊外の仮設に多く入居したからかもしれない。被災地内部の仮設には、優先的に高齢者や障がい者、母子家庭などが入居したのだから、結果的には単身男性が郊外に振り分けられたと言えなくもない。

仕事を失い、家族を失い、孤独と絶望を抱え、アルコールに依存し、近隣の社会関係を拒絶して、ある日亡くなっているのが発見されるケースが、単身男性の孤独死のひとつの典型例である。もちろん、高齢女性のケースも少なくないが、いずれにしても、社会的孤立という現象を見たとき、本人の側から社会関係を拒絶するという側面があることを見逃せない。

友人関係や近隣の人間関係を拒絶した場合、その人にとって残された社会との関わりは、福祉職か自治会役員かボランティアのみとなる。本人から見れば、鬱陶しい「おせっかい」な人たちである。鬱陶しがられようと、おせっかいだと言われようと、外から赤の他人が関わり続けるしかない。

災害で仕事をなくして、家族を亡くして、癒されない孤独と絶望を抱えた単身男性を、見た目に丈夫そうだからといって、郊外の仮設に入居してもらうことのリスクは小さくない。今、神戸から言えることのひとつが、こうした孤独死をめぐる教訓であると思う。

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