Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-件のコメント

コメントの投稿

新規

投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

-件のトラックバック

トラックバックURL
http://aiai813.blog50.fc2.com/tb.php/1129-4a727d29
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

球暖

(タイトルは昨日のネタに被せただけですのであしからず・・・。)


学問の大事な意味の一つは、想像力を身に付けることだ。

空想ではなく、現実の延長線上にあるモノやコトを想像する。

「想像力」は能力であって、知識ではない。



別に、自分の研究の話をしているわけではない。

もっぱら温暖化の話だ。



「二酸化炭素排出量を減らさなければならない」という努力が重ねられるものの、努力目標的な部分もまだまだ大きい。誰もが、排出量を大幅に削減できるとは思っていないような状況だ。

生活の豊かさや利便性、経済的な豊かさを自ら積極的に手放そうとする人などいない。だから自分も含めて多くの人は、内心では多かれ少なかれ「あとは野となれ山となれ」と思っているのだ。「仕方ないことだ」と思っているのだ。理想は分かるが現実的にはいろいろ難しいんだぞ、と思っているのだ。もちろん、温暖化の引き起こす結果についての知識は充分に持ち合わせているけれど。

知識としては知っていても、自分たちの生活がどうなるのかについての想像力は大きく欠如している、というのが問題なのだ。変温動物のカエルを生きたまま鍋に入れて弱火で暖めていくと、熱くなっていることに気が付かないので鍋から逃げ出さず、結局茹で死んでしまう・・・という話と同じようなことだ。人間の場合、カエルよりも想像力がありそうなので、これを「思考停止」と言う。

多くの人は、温暖化についての知識は次のようなものだろう。


氷河が溶ける程度でしょ?
水面がちょっと上がる程度でしょ?
どこかの小さな島国が何個かなくなる程度でしょ?
台風の数が増えたり、スキーができなくなったりする程度でしょ?
日本でマラリアが流行るかもしれない、という程度でしょ?


まさに想像力の欠如だ。

ここ数年センセーショナルに報道されているのは、自然科学者が予想している自然現象としての地球上の変化である。ところが、その結果として引き起こされる社会現象について、社会科学者や人文科学者の「想像力」はまるで伝わってこない。

急激な気候変動や地形変化に対して、居住地や農地、港湾や産業がどうなっていくのか?
社会-人文学者が未来を語ると「予言」めいてしまうので、ある種のタブーとなっている。でも、今こそ想像力を羽ばたかせる時ではないのか?

たとえば、広大な農地や干拓地が度重なる塩害で不毛の地になったり、陸地が「海化」していったら、我々の食糧はどうなるのか?生活は?暮らしは?

日本の稲が連日の猛暑日に耐えられなくなったら?
ミカン畑がバナナ畑に変わるまでに何年かかる?

毎年のように世界中で大災害が重なる事態を想像すればいい。

高齢化して年金がもらえなくて、大災害で土地喪失で食糧難で社会不安で電気不足。
税収不足と人不足で地方自治体は連鎖倒産。

足湯隊は忙しくなりすぎて過労死するかもしれない・・・。

世界中で大規模な食糧難。飢餓や政治不安による膨大な難民。餓死者。災害の犠牲者。疫病の世界的流行。

「日本沈没」と「日本以外全部沈没」が同時に世界中で起こる状況を想像したらいい。
日本にも大量の難民が押し寄せ、インナーエリアを中心として大都市内部の貧困地域が拡大。低賃金労働力市場にある程度吸収される結果、日本の社会階層格差は拡大。社会構造の変容に伴い地域間対立は激化。都市運営は多大な困難に直面。

自衛隊の治安維持部隊としての活躍を求める支配層は、憲法を改変。第9条は当然破棄。
周辺諸国との対立も強まり、対中対韓対露の領土争いも激化。

政治的経済的に原発を維持できなくなる国が複数発生し、
世界各地で同時にメルトダウンが発生。



こ れ は 映 画 で は な い ・ ・ ・ という前提で。



自然科学者にとっては「想定外」の事態かもしれない。
ならば、我々は?

もし温暖化によって失うものと、二酸化炭素の排出によって享受できるものを真剣に天秤にかけるような状態になったとき、失うものが著しく大きいということが誰の目にも明らかになったらどうだろう。我々は、政治的に大きな決断をするかもしれない。エネルギーの使用量を強制的に押さえ込む可能性がある。国家権力を最大限駆使してでも、「温暖化との闘い」を完遂させることだろう。

生存か、エネルギー使用の削減か、という二者択一を迫られるギリギリの状況に至ったときの話を想像してみた。



どうする?

0件のコメント

コメントの投稿

新規

投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://aiai813.blog50.fc2.com/tb.php/1129-4a727d29
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Extra

記事とコメント

プロフィール

aiai

Author:aiai
過去ログです。

月別アーカイブ

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。